石巻西高校 課題探究授業 東北学院大学菊池広人さんにお越しいただきました





こんにちは!いしのまき学校のインターン生なんばです。


いしのまき学校チームも石巻西高校の授業を始め、いしのまき学校やISHINOMAKI2.0が毎年7月に行う、
STAND UP WEEK」の準備など本格的に活動が始動してきました。
あっという間に夏が過ぎ去りそうな予感がしますね~


今日は先週からお伝えしている石巻西高校の課題探究授業の模様をご紹介します。


前回は初回ということで、「課題探究とは??」であったり自分の好きや興味を探ることを行いました。



今日は、岩手県の大船渡高校で「大船渡学」という課題解決型プログラムのプログラム設計などを行われている
東北学院大学の菊池広人さんにお越しいただき、授業を行っていただきました。

大船渡高校は「大船渡のことを学ばない大船渡学」で有名ですが、菊池さんは大船渡高校以外にも東北学院大学をはじめ、東北各地の高校で課題探究授業をサポートを行われています。実は石巻西高校での課題探究授業のプログラム作成の際にもアドバイスを頂き、お越しいただくことが出来ました。
【大船渡学とは??】



菊池さんからまず、全体に向けて「みなさんは生徒or学生?」という投げかけがありました。
それぞれの違いは主体的に探求しているか、教えを受けるかの違いで、課題探究授業では1人1人が探究する「学生」=大人として扱うことをお話されました。

また課題探究授業の中では、
  • 1人1人違うから1人で考える
  • 探求する人「学生」=大人として扱う
  • 深めることが大切
  • 深く、学術的に、自分らしく語れるようになることを目指す
をルールとして進められました。

今回の授業ではこれまでのそれぞれの高校生活を振り返りながら、自分がどれだけ高校生活の中で成長したかをマッピングしました。







菊池さんの授業の特徴としては、とにかく個人ワークに集中する環境を作ることでした。
今回は個人ワークに取り組めるようにするために、「半径1メートルにだれも入らない」ことを取り入れ、物理的に生徒が集中できる環境を作っていました。

前回の授業でなかなか個人ワークに集中する環境づくりがうまくいかなかったわれわれにとっても目からウロコでした!

集中できる環境のもとで、生徒いや学生がそれぞれ自分の成長を言語化しました。

そして言語化のあと、自分にとって課題探究をやる意味についてそれぞれ考えを深めながら、社会の変化についてお話しいただき、主体的に動ける人間へとなることの必要性とそれをこの課題探究授業で身につけてほしいというお話をされました。

いや~本当に主体的に自分から主体的に動き、仮説立てや検証のためのアクションを起こすことの大切さはインターンを始めてから痛感しています。。。


そして最後に、自分がこれから探求したいことについてマインドマップを作成しながら、出し、それが社会においてどのように探求されているのか、僕もいつもお世話になっていました論文検索サイトのCINIIを使い調べることを行いました。

学生にとっては10分、20分で20個以上となかなかハードなワークだったかもしれませんが、書けている学生も多かったです。





また、授業終了後には先生方を対象にした研修会も実施し、学生が行っていたワークを実際に体験していただきました。


先生方からは
「生徒たちはこんなに難しいことに取り組んでいたのか」
「なかなか出てこないな。。。」

などなど取り組んでみたからこそわかることに先生方も気づかれていました。

研修会後には先生方からの質問も相次ぎ、課題探究授業への不安などこれまでの正解を教える教科型の授業ではないものへの向き合い方など疑問点や不安点を菊池さんに質問されていました。

今回の授業で学生が自分の探求したいことを深めることができるいい機会となりましたし、なにより先生方の疑問や不安点がすこしでも解消できる機会となればいいと思っています。

次回は、今回学生それぞれが見つけた探求したいことと社会のつながりを感じることを目指して、ゲストをまたお迎えして授業を行っていただく予定にしています!


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